特集 腎臓病診療の“イマ”を日本のトップランナーに聞いてみた
各論 特定の腎疾患とその治療
tubulointerstitial nephritis with IgM-positive plasma cells(IgMPC-TIN)という診断分類にどのように気づいていったのでしょうか?
髙橋 直生
1,2
1福井大学医学部附属病院腎臓内科
2福井大学医学部附属病院検査部
キーワード:
IgM
,
尿細管間質性腎炎
,
TIN
,
形質細胞
,
PC
Keyword:
IgM
,
尿細管間質性腎炎
,
TIN
,
形質細胞
,
PC
pp.110-113
発行日 2026年1月10日
Published Date 2026/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990630010110
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Point
◎2007年にIgM陽性形質細胞浸潤を伴った尿細管間質性腎炎(IgMPC-TIN)初症例を経験し,2010年に症例報告をして疾患概念の萌芽を捉えた.
◎追加症例で共通像を確認したところ,IgM高値,尿細管障害,原発性胆汁性胆管炎(PBC)/Sjögren症候群(SS)の合併が鍵であった.
◎多施設からも症例を集積して13例を解析し,2017年に『Journal of the American Society of Nephrology(JASN)』誌に掲載された.
◎組織像と臨床所見を統合し,現在は診断/分類基準を検討中である.
◎臨床現場での小さな気づきが,新疾患概念の確立へつながった.

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