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IgA腎症の病態と扁摘パルス療法 第2版

IgA腎症の病態と扁摘パルス療法 第2版
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筆頭著者 堀田 修 (著)

MEDSI

電子版ISBN 978-4-8157-0247-2

電子版発売日 2022年1月31日

ページ数 176

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-8157-3039-0

印刷版発行年月 2022年1月

DOI https://doi.org/10.19007/9784815730390

書籍・雑誌概要

扁的パルス療法のパイオニアによる実践書、13年ぶりに改訂

扁摘パルス療法のパイオニアである著者の30年以上にわたる豊富な経験をもとに、IgA腎症の病態と扁摘パルス療法の実際を解説した実践書。IgA腎症に対するスタンダードな治療選択肢となった扁摘パルス療法について、「寛解・治癒を目指し、扁摘パルスが効く病態の理解を深める」ことをコンセプトとして、新たな知見をもとに大幅アップデート。扁摘パルスの適応判断に悩む臨床家必読の一冊。

目次

I.IgA 腎症の病態
1.IgA 腎症で血尿と蛋白尿が出るメカニズム
2.IgA 腎症が進行するメカニズム
3.IgA 腎症の臨床像
4.IgA 腎症の予後の本質
5.IgA 腎症の扁桃
A.IgA 腎症における扁桃の特徴
B.IgA 腎症における扁摘の適応
C.扁摘単独治療の効果

II.IgA 腎症の扁摘パルス
1.扁摘パルスはIgA 腎症のどこに効くか?
2.扁摘パルスの適応と治療目標
A.最善の目標は腎症の寛解・治癒
B.次善の目標は腎症の進行遅延
C.扁摘は腎症再燃の防止につながるか?
3.扁摘パルスの実際
A.扁摘
B.パルス
C.副作用対策
4.扁摘パルスの長期予後
5.扁摘パルスの寛解は何で決まるか?
A.腎機能と寛解率
B.罹病期間と寛解率
C.罹病期間と治療介入から寛解までの期間
D.扁摘パルスで寛解した後の再発率
6.扁摘パルスを行っても血尿が残った場合どうするか?
7.血尿は消えたが蛋白尿が残った場合どうするか?
8.IgA 腎症の病態の本質,ならびに扁摘パルスのまとめ

III.病巣疾患としてのIgA腎症
1.病巣疾患とは? その歴史
2.上咽頭の免疫機構
3.慢性上咽頭炎-知られざる病巣炎症
4.慢性上咽頭炎の診断
5.Epipharynx-Kidney Axis
6.慢性上咽頭炎の治療-上咽頭擦過療法(EAT)
7.IgA 腎症診療における上咽頭擦過療法(EAT)の位置づけ
8.潜在的IgA 腎症における上咽頭擦過療法(EAT)の可能性

IV.IgA腎症診療のピットフォール
1.IgA腎症はメサンギウムの病気か? 蛍光抗体法がもたらしたインパクト
2.エビデンスに基づく診療ガイドラインの限界
3.患者はドロップアウトするのがあたり前
4.腎生検は小さなバックミラーに映った光景

V.IgA腎症診療“Take Note”
1.早朝尿とスポット尿の活用
2.季節変動を考慮した治療
3.妊娠が先か? 治療が先か?
4.口腔・鼻咽腔のセルフケアの重要性
5.IgA 腎症診療に必要な二つの「力」

おわりに
参考文献
索引