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メモリーブックの活用法

効果ある認知症の人とのコミュニケーション

メモリーブックの活用法
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筆頭著者 飯干 紀代子 (編著)

三輪書店

電子版ISBN

電子版発売日 2021年8月30日

ページ数 152

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-89590-723-1

印刷版発行年月 2021年5月

DOI https://doi.org/10.18937/9784895907231

書籍・雑誌概要

リハビリ・介護施設で使える、認知症の人との効果的なコミュニケーションツール!

アメリカのSpeech-language pathology(言語病理学者) である、 Bourgeois MS教授が考案したメモリーブックは言語機能や意欲の向上に効果がある認知症の人とのコミュニケーションツールです。認知症の人の重症度に応じた残存機能を活用して、感情・認知・コミュニケーションに働きかけます。Bourgeois教授から直接指導を受けた編者と、さまざまな職種の執筆陣が日本版の手法を用いてリハビリ・介護施設での実践と効果検証を積み重ねてきました。
本書は、これまでの実践を踏まえ、メモリーブックの特徴、作成の仕方、使用方法、効果についてわかりやすくまとめました。明日から使える1冊です。

目次

はじめに

第 1 章 メモリーブックの基本コンセプト
 第 1 節 メモリーブックとは・・・飯干紀代子
 第 2 節 記憶とは・・・小海宏之
 第 3 節 思い出の持つ力・・・松田 修
 第 4 節 共感的理解と傾聴・・・井上善行
 第 5 節 思い出を形にすることの意味・・・小川敬之
 第 6 節 個人情報の取り扱い・・・椎名基晴・飯干紀代子

第 2 章 メモリーブックの作り方
 第 1 節 思い出をたずねる、書いてもらう・・・飯干紀代子
 第 2 節 記録と整理の方法・・・飯干紀代子
 第 3 節 写真やイラストを集める・選ぶ・・・飯干紀代子
 第 4 節 アルバムにまとめる・・・飯干紀代子

第 3 章 メモリーブックにおけるICT の活用
 第 1 節 デジタルノート・・・竹原有季・片岡祐磨・寳地沙紀・飯干紀代子
 第 2 節 パソコン・タブレット・・・片岡祐磨・竹原有季・寳地沙紀・飯干紀代子
 第 3 節 音声テキスト変換・・・寳地沙紀・竹原有季・片岡祐磨・飯干紀代子

第 4 章 メモリーブックを使った介入方法
 第 1 節 リハビリテーションのプログラムとして行う
    ①個人介入・・・関 道子
    ②集団介入・・・飯干紀代子
 第 2 節 看護や介護など日常的なかかわりの中で行う
    ①入院患者さんに日常的にメモリーブックを使用する際の留意点・・・安島明子・石原健司
    ②介護保険関連施設などに入所している場合・・・飯干紀代子
 第 3 節 重症度別にみた介入の工夫・・・飯干紀代子

第 5 章 メモリーブックの効果
 第 1 節 本人・家族と専門家(医療従事者・介護者)―それぞれにとっての効果はどのようなものか?・・・;平山恵麻・石原健司
 第 2 節 エビデンスの紹介・・・飯干紀代子・吉畑博代・種村 純

第 6 章 事例紹介
 第 1 節 個人介入
    ① BPSD が顕著だった男性・・・後藤麻耶
    ②がんを発症した認知症者への終末期のかかわり・・・寳地沙紀・竹原有季
    ③在宅生活でデイサービスの補完として実施した短期介入例・・・飯干紀代子
    ④在宅の進行性失語症者への介入・・・関 道子
 第 2 節 集団介入
    ①介護保険病棟での3か月間のグループ介入・・・松田美紗希・神山未奈子
    ②デイケアのアクティビティとしての実施・・・竹原有季・佐抜友美・松田教弘

巻末資料
メモリーブック活動のお知らせと写真提供ならびに写真撮影に関する同意のお願い
同意書
思い出ノート

COLUMN
認知症の人と記憶
認知症の人と回想法
高齢者と視覚イメージ
認知症の人と作業(アクティビティ)
A さんのトリガー
B さんのレミニッセンスバンプ
エリクソンの発達課題
語彙選びの妙

索引

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