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認知症サポート医・認知症初期集中支援チームのための認知症診療ハンドブック

認知症サポート医・認知症初期集中支援チームのための認知症診療ハンドブック
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筆頭著者 鳥羽 研二 (監)

その他の著者等 櫻井 孝/服部 英幸/武田 章敬/佐治 直樹

南江堂

電子版ISBN 978-4-524-23194-2

電子版発売日 2021年5月24日

ページ数 192

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-524-24963-3

印刷版発行年月 2021年4月

DOI https://doi.org/10.15106/9784524249633

書籍・雑誌概要

認知症サポート医および認知症初期集中支援チームの養成研修を担う,国立長寿医療研究センターのスタッフにより作られた“地域の認知症診療・ケアを支える医療者のためのハンドブック”.単なる診療マニュアルではなく,養成研修の内容やチーム医療の在り方,家族へのケアまで,多職種で地域医療を支援するためのノウハウがふんだんに盛り込まれている.認知症患者に関わるすべての医療者必携の“みんなで認知症を診る”ための一冊.

目次

【内容目次】
目次

第Ⅰ章 認知症サポート医・認知症初期集中支援チームに求められること
 A.認知症施策推進大綱に基づく認知症施策の推進
 B.認知症サポート医
  1.認知症サポート医の役割
  2.こうして行われる! 認知症サポート医養成研修
 C.認知症初期集中支援チーム
  1.認知症初期集中支援チームの役割
  2.認知症初期集中支援チームに入ろう! ~研修の実際~

第Ⅱ章 実践! 認知症の包括的診療
 A.国立長寿医療研究センターの包括的認知症診療~one stop service のメリット~
 B.認知症を捉える
  1.認知症診断の基本的な進め方と診断カンファレンス
  2.病歴聴取を体系的に行う
  3.高齢者総合機能評価を活用しよう
  4.検査のポイントを押さえよう
    a)認知機能検査
    b)脳画像検査~アミロイド・タウイメージングを含めて~
    c)正常圧水頭症の検査
    [Column]期待される血液バイオマーカー
 C.軽度認知障害(MCI)への対応~対応方針と薬物・非薬物療法の可能性~
 D.認知症を治療する
  1.薬物療法
    a)各種薬剤の特徴を理解する
    b)薬物療法の実際~認知症サポート医はどこまで行うかを含めて~
    c)新薬の治験~患者さん・ご家族にどのように伝えるか~
    [Column]オレンジレジストリ~日本中をつなぐ情報登録システム~
  2.非薬物療法~生活機能を維持するために~
    a)脳・身体賦活リハビリテーション~外来と病棟での取り組み~
    b)音楽療法
    [Column]認知症と運動:コグニサイズ
  3.合併症への対応
    a)循環器疾患
    b)糖尿病とMCI
  4.身体合併症・フレイルへの対応
    [Column]認知症とフレイル:コグニティブ・フレイル
  5.BPSD への対処~発生原因から考える予防と初期対応~
  6.認知症専門病棟での治療~一般病院で認知症の身体疾患をみていくためには~
  7.認知症サポートチーム(DST)の研修
    [Column]認知症と栄養
 E.患者さん・ご家族のケア
  1.患者さんのケア
  2.ご家族のケア
  3.地域連携でできるケアの実践
    [Column]患者さんとご家族を支えるロボットたち
 F.データベースの構築と活用
  1.バイオバンクへの登録
  2.データベースの活用
 G.人材育成
  1.医師の研修
  2.看護師・病棟ラダー・DCM マッピング研修

第Ⅲ章 多職種でチームを作ろう~病院で診る認知症の実際~
 A.認知症対応多職種チームって何だろう~いつ,誰が,何をするの?~
 B.それぞれの立場から見てみると
  1.医師の立場から
  2.看護師の立場から
  3.薬剤師の立場から
  4.精神保健福祉士の立場から
  5.公認心理師の立場から
  6.理学療法士・作業療法士の立場から
  7.臨床試験コーディネーター(CRC)の立場から
  8.受付事務の立場から
 C.ご家族も多職種チームのメンバー
  1.相談を通じた治療・ケアへの参画
  2.家族介護者の学びあいを通じた治療・ケアへの参画:家族教室
  3.認知症高齢者の家族介護:不適切処遇と介護負担
    [Column]家族教室への参加

索引