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診察室の対話から思いを引き出すヒント
認知症のある人と向き合う
筆頭著者 大石/智 (著)
北里大学医学部精神科学講師/相模原市認知症疾患医療センター センター長)
新興医学出版社
電子版ISBN
電子版発売日 2020年10月19日
ページ数 224
判型 B6変
印刷版ISBN 978-4-88002-599-5
印刷版発行年月 2020年10月
書籍・雑誌概要
徘徊、嫉妬妄想、物盗られ妄想=認知症と決めつけていませんか? 私たちは認知症という病気をよく耳にするようになりましたが、理解は十分とはいえません。じつは認知症のある人が安心して暮らすために本当に大切なものは薬でなく、日々の温かい関わりです。気鋭の認知症の専門医が、診察室で、街中で、家庭で、認知症のある人に関わるすべての人に伝えたい21の言葉を収めました。
目次
第一回 認知症というありふれた言葉を考える
第二回 早期発見・早期治療を期待して来院した人と家族との対話
第三回 MCIを考えた時に来院した人と家族との対話
第四回 認知機能のスクリーニング検査をする時に伝えたい言葉
第五回 画像検査を期待して来院した人に伝えたいこと
第六回 検査結果の説明に際して気をつけたいこと
第七回 治療についての対話
第八回 抗認知症薬について説明する時に
第九回 周囲が困りやすい行動上の変化を相談された時に
第一〇回 認知症の予防について相談された時に
第一一回 血管性認知症と診断する前に
第一二回 レビー小体型認知症のある人との対話
第一三回 前頭側頭型認知症のある人との対話
第一四回 飲酒にまつわる課題がある時に
第一五回 いわゆる「物盗られ妄想」のある認知症のある人との対話
第一六回 いわゆる「嫉妬妄想」のある認知症のある人との対話
第一七回 いわゆる「徘徊」を指摘された認知症のある人との対話
第一八回 安定しているように見える認知症のある人との対話
第一九回 家に帰ると繰り返す認知症のある人との対話
第二〇回 「できなくなったこともさせた方がよいでしょうか」と相談された時に
第二一回 診療でアンチスティグマを意識する
あとがき
索引