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ポジショニング学 改訂第2版

体位管理の基礎と実践

ポジショニング学 改訂第2版
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筆頭著者 田中 マキ子 (監修)

山口県立大学

その他の著者等 市岡/滋 磯貝/善蔵 前重/伯壮 栁井/幸恵

中山書店

電子版ISBN

電子版発売日 2024年1月22日

ページ数 416

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-521-75047-7

印刷版発行年月 2023年12月

DOI https://doi.org/10.18889/9784521750477

書籍・雑誌概要

安全・安楽な観点から体位を評価し,自然な体軸の流れを整えるポジショニングの「技」を「学問」としてとらえ解説した,医療専門職必携テキストの改訂版.改訂版ではスモールチェンジの概念を丁寧に解説するとともに,ポジショニングにおけるマイナス事象をそもそも起こさない超予防学的観点を随所に盛り込んだ.多くの写真や実際の症例を通じ,具体的なイメージを持って学ぶことができる.

目次

Chapter 1 ポジショニングとは何か 田中マキ子

Chapter 2 ポジショニングおよびその関連事項の歴史的考察
1.体位変換の変遷 田中マキ子
2.体圧分散寝具の変遷 土屋智久
3.車椅子クッションの変遷―利用者ニーズからみた発展と課題 塩谷俊之
4.キネステティクの歴史―その考え方と実践方法の変遷 只浦寛子,徳永惠子

Chapter 3 ポジショニングの基本となる知識
1.姿勢による身体機能の変化 前重伯壮
2.臥位のポジショニングの考え方 田中マキ子
3.座位のポジショニングの考え方 前重伯壮
4.体圧分散寝具・ポジショニングピロー・車椅子クッションの理解 田中マキ子
5.ポジショニングのパラダイム転換:スモールチェンジ,間接法 田中マキ子

Chapter 4 ポジショニングの実践方法
1.身体の構造評価と動かし方 田中マキ子
2.臥位のポジショニング方法 田中マキ子
 1)仰臥位のポジショニング
 2)仰臥位から背上げ・背下げをする際のポジショニング
 3)仰臥位から30 度側臥位にするポジショニング
 4)仰臥位から側臥位にするポジショニング
 5)腹臥位のポジショニング
 6)呼吸を支援するポジショニング
 7)食事援助のときのポジショニング
3.座位のポジショニング方法
 1)ポジショニングの評価 前重伯壮
 2)高齢者の座位のポジショニング 吉川義之
 3)片麻痺患者の座位のポジショニング 植村弥希子
 4)スモールチェンジによる座位時のポジショニング 田中マキ子
4.褥瘡のある人のポジショニング方法 磯貝善蔵

Chapter 5 手術室における患者のポジショニング
1.手術室ポジショニングの現状と課題 市岡 滋
2.手術室ポジショニングの総論・原則 浅野隆之
3.手術室のポジショニングに使われる用具・器具 西村健司
4.ポジショニングの実際 浅野隆之
 1)仰臥位のポジショニング
 2)側臥位のポジショニング
 3)腹臥位のポジショニング
 4)砕石位のポジショニング
 5)座位のポジショニングの考え方
5.小児患者の手術ポジショニング 長谷川宏美
6.巨大体重患者の手術ポジショニング 長瀬 寅
7.ロボット手術時のポジショニング 吉村美音
8.手術ポジショニングにおける体圧測定の意義とエビデンス 徳山薫, 仲上豪二朗, 真田弘美

Chapter 6 症状別ポジショニング
1.臥位のポジショニング
 1)やせ・拘縮・浮腫のある患者への側臥位のポジショニング 江村真弓
 2)意識障害を伴う廃用症候群の患者のポジショニング 西出 薫
 3)集中ケア患者への下肢屈曲位のポジショニング 貝川恵子
 4)筋緊張による下肢の屈曲がある患者のポジショニング 栁井幸恵
 5)高度肥満の患者への臥位のポジショニング 山中なみ子
 6)呼吸管理の必要な肺炎患者へのポジショニング 内山啓子
 7)体位制限を強いられた痙攣を伴う寝たきり患者のポジショニング 政田美喜
 8)拘縮のある患者への仰臥位のポジショニング 山本由利子
 9)拘縮がある患者へのさらなる拘縮進行予防を目的としたポジショニング 三村昂平, 中村良太
 10)安全な拘束のためのポジショニング 江村真弓
2.座位のポジショニング
 1)円背を呈する患者へのポジショニング 吉川義之
 2)股関節屈曲制限を呈する患者のポジショニング 植村弥希子
 3)脊柱側彎のある患者へのポジショニング 永吉恭子
 4)姿勢反射障害(意識障害含む)を呈する患者へのポジショニング 永吉恭子
3.ポジショニングの困難要因 磯貝善蔵
 1)認知症
 2)パーキンソン病
 3)せん妄

Chapter 7 在宅における患者のポジショニング
1. 在宅におけるポジショニングの課題 原田典子, 田中マキ子
2. 在宅でのポジショニングの実際
 1)人工呼吸器装着者の臥位における褥瘡予防のポジショニング
  ―側臥位を取るとハイプレッシャーになり換気不良となるケース 原田典子
 2)人工呼吸器装着者のこだわりのポジショニング
  ―重度褥瘡が治癒した側臥位が嫌いで体位変換を拒否するALSのケース 原田典子
 3)ALS患者の臥位におけるコミュニケーション・エイド使用時のポジショニング 濱本尊博
 4)ALS患者の座位における趣味活動時のポジショニング 濱本尊博
 5)側方に傾斜する患者への座位のポジショニング 古田大樹
 6)四肢が拘縮している高齢者への座位のポジショニング 古田大樹
 7)脊柱側彎のある患者へのポジショニング 清宮清美
 8)腰部に髄膜瘤がある患者へのポジショニング 清宮清美

ポジショニングに関する Q & A
基本編 田中マキ子
マネジメント編 田中マキ子
手術患者編 吉村美音

付録
付録1 物品一覧
付録2 車椅子体圧データ

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