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特集 虐待新論――「なかったことにしない」ための援助論
不可視化されてきた傷つき――児童施設内虐待
綱島 庸祐
1
1児童養護施設鹿深の家
pp.56-60
発行日 2026年1月10日
Published Date 2026/1/10
DOI https://doi.org/10.69291/cp26010056
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I はじめに
社会の目が届きにくいところで起きている虐待のひとつに「児童施設内虐待」(以下,施設内虐待)がある。本稿ではこのテーマについて,これまでの歴史を振り返り,今後目指すべき対応の方向性を示すことを試みる。
筆者は児童養護施設の心理職であり,施設に根強く残る「支配-被支配」の関係を基盤とした「施設内虐待」を含む問題に,現在も振り回されている当事者である。そのため,どれほど中立的な視点を持てているか心許ない面もあるものの,できる限り率直に書いてみたい。

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