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特集 開業論――はじめての組織運営・援助実践ガイド
クライエントの成熟をアシストする――脱医療+脱行政的実践,そして脱市場資本主義をもめざして
福島 哲夫
1
1成城カウンセリングオフィス
pp.555-559
発行日 2025年9月10日
Published Date 2025/9/10
DOI https://doi.org/10.69291/cp25050555
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I はじめに
政治学の世界で有名なJean-Pierre Faye(1972, p.124)の「馬蹄理論(Horseshoe Theory)」や,Hannah Arendt(アーレント,1972-1974)の「ナチズム(極右)とスターリニズム(極左)は全体主義という点で共通している」という論に見られるように,ある有り方を極端に否定すると,結果的に否定する対象に似てしまうという現象がある。本論は,そのようなパラドックスに陥ることなく,医療や行政と適切な距離を持ちながら心理臨床を実践する有り方についての,筆者なりの模索を記したものである。

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