オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア
VII 更年期・老年期
Urogynecology
骨盤臓器脱(性器脱)
古山 将康
1
,
延山 裕之
1
,
橘 大介
1
,
中野 朱美
1
,
石河 修
2
1大阪市立大学大学院医学研究科生殖発達医学生殖発生発育病態学
2大阪市立大学大学院医学研究科女性病態医学
pp.314-318
発行日 2012年4月20日
Published Date 2012/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102997
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◆高齢社会において9人に1人が骨盤臓器脱や尿失禁のために医学的介入が必要となる.
◆膀胱・尿道・子宮・直腸・肛門が腟を中心に支持されて羽蓋弁構造によって脱出を免れる.
◆腟壁の支持破綻によって尿道過可動,膀胱瘤,子宮脱,小腸瘤,直腸瘤が出現する.
◆骨盤臓器脱はペッサリーや骨盤底筋体操の保存的治療で合併症状を軽減することができる.
◆メッシュを用いた低侵襲手術の開発でオフィスギネコロジーでの外科治療も可能となる.
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