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質量分析による菌種同定―想定外の結果が出たら?
6.Erysipelothrix rhusiopathiae
中尾 歩美
1
1日本赤十字社和歌山医療センター 検査部
pp.865-869
発行日 2026年9月15日
Published Date 2026/9/15
DOI https://doi.org/10.32118/mt54090865
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要点
・Erysipelothrix rhusiopathiaeはグラム陽性桿菌で,人獣共通感染症の原因菌である.
・ヒトでの感染は創傷を契機とした職業関連疾患として知られるほか,動物による咬傷感染なども報告されている.
・グラム陽性桿菌の治療抗菌薬として広く使われるバンコマイシンに自然耐性を有する.
・感染性心内膜炎との関連が議論されているが,分離および同定の困難さから,診断や報告件数が不十分である可能性がある.
・硫化水素産生性が本菌同定の要であり,試験管培地の使用が有用である.

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