今月の主題 サイトカインと造血因子
技術解説
インターロイキン6(IL-6)
藤林 麻里
1
,
松田 正
1
Mari FUJIBAYASHI
1
,
Tadashi MATSUDA
1
1大阪大学医学部バイオメディカル教育研究センター腫瘍医学部門
キーワード:
インターロイキン6
,
IL-6
,
バイオアッセイ
,
MH60・BSF2
,
イムノアッセイ
,
ELISA
Keyword:
インターロイキン6
,
IL-6
,
バイオアッセイ
,
MH60・BSF2
,
イムノアッセイ
,
ELISA
pp.481-484
発行日 1991年5月15日
Published Date 1991/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900582
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インターロイキン6(IL-6)の生物学的機能は多岐にわたる.臨床においてIL-6は疾患の活動性や重症度,予後との相関が示唆されているため,その測定法の確立が急がれている.IL-6の測定法はバイオアッセイとイムノアッセイに分類される.現在はバイオアッセイが主流であるが,多数の検体を迅速に処理するにはイムノアッセイ系が必要である.
検体の採取・保存法や測定に供するまでの処理法についての検討はほとんど行われていない.ここでは,われわれの研究室で行っている方法を中心に述べる.
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