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第5土曜特集 臓器連関が解き明かす疾患の深層
臓器連関と神経疾患
自律神経を介した神経変性疾患発症機構
-――αシヌクレイン伝播仮説を中心に
Neurodegenerative disease pathogenesis through the autonomic nervous system
――Insights from the α-synuclein propagation hypothesis
髙橋 良輔
1,2
Ryosuke TAKAHASHI
1,2
1京都大学総合研究推進本部参与
2同医学研究科多系統萎縮症治療学講座
キーワード:
Braak仮説
,
腸脳連関
,
Body-first vs. Brain-first PD仮説
Keyword:
Braak仮説
,
腸脳連関
,
Body-first vs. Brain-first PD仮説
pp.732-736
発行日 2026年8月29日
Published Date 2026/8/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298090732
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- 参考文献 Reference
パーキンソン病(PD),レヴィ小体型認知症,純粋自律神経不全症は,レヴィ小体という神経細胞質内封入体の形成を特徴とするため,レヴィ小体病(LBD)と総称される.レヴィ小体はαシヌクレイン(αsyn)とよばれるシナプス前領域に豊富に存在する神経特異的タンパク質から構成されている.そのαsynがβシートに富む異常な構造に変化すると,鋳型となって正常αsynを異常型に変化させるプリオン様性質を持つようになる.やがて線維構造に成長し,レヴィ小体を形成する.αsyn線維断片(シーズ)が神経細胞外に放出されると,次の神経細胞に取り込まれ,そこで線維構造を形成する.すなわち,神経細胞から神経細胞に伝播する性質が知られるようになった.腸管神経叢に形成されたαsynシーズは自律神経系を介して脳に到達し,PDを発症するとの仮説も提唱されるようになった.本稿では,αsyn伝播仮説に基づいたLBD発症機構について概説する.

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