Japanese
English
第5土曜特集 臓器連関が解き明かす疾患の深層
臓器連関と神経疾患
中枢-末梢連関を介した神経回路の修復制御機構
Central-peripheral crosstalk in the regulation of neural circuit repair
米津 好乃
1
,
内田 健太
1,2
,
村松 里衣子
1
Yoshino YONEZU
1
,
Kenta UCHIDA
1,2
,
Rieko MURAMATSU
1
1国立精神・神経医療研究センター神経研究所神経薬理研究部
2東京農工大学工学府生命工学専攻
キーワード:
血液
,
液性因子
,
軸索伸長
,
再髄鞘化
,
血管バリア機能
Keyword:
血液
,
液性因子
,
軸索伸長
,
再髄鞘化
,
血管バリア機能
pp.763-768
発行日 2026年8月29日
Published Date 2026/8/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298090763
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
脳や脊髄からなる中枢神経系が障害されると,多様な神経機能が損なわれる.症状からの回復には,障害された神経回路を修復することが有効な策のひとつだと考えられている.しかし,成体哺乳類ではその修復が極めて限定的である.これまでに神経回路の修復が制限される要因として,その修復が神経細胞自身の再生能力や病巣部局所の微小環境によって制御されると理解されてきた.加えて近年,末梢臓器が神経経路や循環を介した経路により神経回路の修復を制御する機序が明らかになりつつある.循環を介した経路には液性因子と細胞性因子による経路があるが,本稿ではなかでも液性因子に着目し,腸,免疫関連臓器,肝臓,骨格筋,膵臓などから分泌された液性因子による神経回路の修復制御機構を紹介する.神経回路修復における中枢-末梢連関の理解は,全身性ネットワークを標的とした新たな神経回路修復治療の基盤となることが期待される.

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