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特集 一技入魂! 基本手技─理論と実践で築く小児科専門医の力
序文─一技入魂
小松 充孝
1
Mitsutaka Komatsu
1
1賛育会病院小児科
pp.877-877
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000003052
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- Abstract 文献概要
どの科の医師にとっても,手技・処置は容易ではない。そしてそれぞれの科には,その科ならではの難しさが存在している。では,小児科医が手技・処置を行う際の難しさとはなんだろうか。小児科医は,1000 g未満の超低出生体重児から思春期の大柄な子どもまでを担当する。体格が大きく変わることはもちろんのこと,発達段階に応じた適切なプレパレーション,泣き叫ぶ相手を前に「なるべく少ない回数で処置を終わらせなければならない」というプレッシャー,そして保護者からの無言の圧力,これらは,手技・処置そのものの難しさに加わる小児科特有の状況であろう。こうした状況に対応する力こそ,小児科医としての腕のみせどころでもあるが,手技や処置がスマートに完遂されてこそ,その後のもろもろがうまく運ぶことが多いのも確かである。また小児科が対応する疾患は幅広く,したがって習得すべき手技・処置も多岐にわたることも難しさの一つであろう。将来的にはAI(artificial intelligence)や先端技術が医療の多くの場面を変えていくだろうが,少なくとも当面は,生身の医師が生身の患者,時に小さく,時に大きな子どもたちに,直接自らの手によって処置を行わなければならない。そのため,基本的な手技・処置を確実に身につけることは重要となる。
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