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特集 周産期診療コツと落とし穴
Ⅱ.新生児編
(14)退院時~フォローアップ
196.RSウイルスの抗体製剤の適応を見落とすな
岡橋 彩
1
Aya Okahashi
1
1日本大学医学部小児科学系小児科学分野
キーワード:
抗RSウイルスモノクローナル抗体
,
ニルセビマブ
,
パリビズマブ
,
RSウイルス感染症
Keyword:
抗RSウイルスモノクローナル抗体
,
ニルセビマブ
,
パリビズマブ
,
RSウイルス感染症
pp.649-652
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000003012
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はじめに
RSウイルス(respiratory syncytial virus:RSV)感染症は,乳幼児期における呼吸器感染症の主要な原因ウイルスであり,下気道に炎症が波及すると細気管支炎や肺炎となり重症化することがある1)。ほぼすべての児が2歳までに一度は感染するとされる一方,重症化リスクを有する児では入院率や人工呼吸管理を要する割合が高く,生命予後や長期的な呼吸機能への影響も懸念される2)。RSVによる下気道感染症(lower respiratory tract infections:LRTI)に対する治療は重症例においても対症療法であり,感染予防や重症化の抑制が重要になる。そこで有用なのが抗RSVモノクローナル抗体製剤である。近年,長時間作用型抗体製剤が導入され,RSV予防の選択肢が拡充した。一方で,製剤ごとの適応や投与時期は複雑であり,臨床現場では投与対象児を見逃さない体制整備が求められている。

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