特集 周産期診療コツと落とし穴
Ⅱ.新生児編
(14)退院時~フォローアップ
195.HIV感染母体から出生した児への生ワクチン―ロタウイルスとBCGの対応の違いと誤接種防止のコツ
谷口 公啓
1
,
野崎 昌俊
1
Kimihiro Taniguchi
1
,
Masatoshi Nozaki
1
1大阪母子医療センター周産期・小児感染症科
キーワード:
HIV
,
母子感染
,
生ワクチン
,
ロタウイルスワクチン
,
BCG
Keyword:
HIV
,
母子感染
,
生ワクチン
,
ロタウイルスワクチン
,
BCG
pp.646-648
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000003011
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はじめに
ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus:HIV)感染母体から出生した児に対する予防接種の戦略は,児にHIV感染が成立している可能性があるため慎重な判断を要する。基本方針として,不活化ワクチンは健常児と同様に接種を進め,生ワクチンは野生株による感染症重症化の防止というメリットと,ワクチン株由来の全身性感染リスクというデメリットを総合的に検討する必要がある。特に,生後早期の生ワクチン接種は,児のHIV感染状況が不明な段階で行われることがあり,誤って感染児に接種した場合,致命的な副反応をきたすおそれがある。

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