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特集 周産期の感染症対策
各論
経母乳ウイルス感染
水野 克己
1
MIZUNO Katsumi
1
1昭和医科大学医学部小児科学講座
pp.131-136
発行日 2026年2月10日
Published Date 2026/2/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002589
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はじめに
母乳は新生児・乳児にとって最良の栄養源であり,免疫学的にも多くの恩恵をもたらす。抗体やサイトカイン,オリゴ糖などの生理活性物質は,感染症予防や腸内細菌叢の健全な形成に寄与することが広く知られている。一方で,母乳を介したウイルス感染,すなわち「経母乳感染」が存在することも事実である。一般的に授乳中止を考慮すべきウイルスとして,ヒト免疫不全ウイルス(HIV)およびヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)が広く認知されている。超早産児ではサイトメガロウイルス(CMV)の経母乳感染対策が注目されている。

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