特集 新生児のケア,検査,治療の工夫―筆者はこうしている
ケアの工夫 母乳栄養率の向上
水野 克己
1
MIZUNO Katsumi
1
1昭和大学医学部小児科学講座
pp.1201-1205
発行日 2024年9月10日
Published Date 2024/9/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001704
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はじめに
超早産児において,経腸栄養における母乳の割合が高いほど,壊死性腸炎,慢性肺疾患,未熟児網膜症,後天性敗血症の罹患率が低下するため,“くすり”としての役割からも母乳が経腸栄養の中心である。NICUにおける母乳栄養率の向上は短期予後,長期予後どちらにもプラスとなるため,NICUスタッフ全員で取り組むべき課題と考える。
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