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特集 周産期感染症2026
新生児からみた周産期感染症
2.臨床編―総論
68.免疫強化療法(ガンマグロブリン,抗体製剤等)
生田 寿彦
1
Toshihiko Ikuta
1
1兵庫県立こども病院周産期医療センター新生児内科
キーワード:
免疫グロブリン
,
G-CSF
,
顆粒球輸血
,
新鮮凍結血漿
,
母子免疫ワクチン
Keyword:
免疫グロブリン
,
G-CSF
,
顆粒球輸血
,
新鮮凍結血漿
,
母子免疫ワクチン
pp.309-313
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002484
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- 参考文献 Reference
はじめに
新生児は自然免疫と適応免疫の両方が未熟であり,感染に対する防御力が不十分である。好中球の移動や殺菌能の低下,抗原提示細胞の機能不全,Th1型応答や抗体産生の未熟性に加えて,免疫抑制性因子が豊富なため,感染時に十分な免疫反応を起こすことができない。特に早産児では胎児期の免疫系発達の遅れや母体由来の免疫グロブリンG(IgG)移行の不足,粘膜バリア機能の未発達,母乳からの免疫成分摂取の制限などが加わり,感染症への抵抗力はさらに低下する1)。新生児感染症に対する免疫強化療法はこれらの脆弱な免疫機能を補い,感染防御力を高めることを目的とした治療である。

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