特集 コロナ禍で見えた感染症検査の原点回帰―各種検査の特徴とその解釈
[Chapter 2] 血液検査から感染症を考える
抗体検査
小林 勇仁
1
1東京医科大学病院 感染制御部・感染症科
キーワード:
免疫血清学的検査
,
抗体曲線
,
免疫グロブリン
Keyword:
免疫血清学的検査
,
抗体曲線
,
免疫グロブリン
pp.1274-1278
発行日 2023年6月1日
Published Date 2023/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika131_1274
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▪抗体検査は間接的な診断方法であり,その原理や意義をよく理解して使用する必要がある.とくに,各疾患における特異抗体の経時的推移(抗体曲線)の理解が重要である.
▪日常診療においては,麻疹・風疹・ムンプス・水痘や,Epstein-Barrウイルス(EBV)やサイトメガロウイルス(CMV)による伝染性単核球症(IM),HIV感染症や梅毒といった性感染症などの診断で抗体検査が利用される.
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