特集 周産期感染症2026
新生児からみた周産期感染症
2.臨床編―各論 病原体からみた新生児感染症
92.RSウイルス
長 和俊
1
Kazutoshi Cho
1
1JCHO北海道病院周産母子センター
キーワード:
RSウイルス
,
細気管支炎
,
無呼吸発作
,
抗体製剤
,
母子免疫ワクチン
,
反復喘鳴
Keyword:
RSウイルス
,
細気管支炎
,
無呼吸発作
,
抗体製剤
,
母子免疫ワクチン
,
反復喘鳴
pp.417-420
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002508
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はじめに
RSウイルス(respiratory syncytial virus:RSV)は,ほとんどの児が3歳までに1回以上感染する一般的なウイルスである。RSウイルス感染症の多くは軽症の上気道炎で終結するが,一部の症例が重症化する。早産などの重症化因子を有する児には抗体製剤による重症化抑制が行われる。しかし,重症化因子をもつ児は同世代人口の約10%であり,重症化例の多くは残りの90%から発生する。わが国では,2024年に長時間作用型の抗体製剤であるニルセビマブ(遺伝子組換え)(nirsevimab,ベイフォータス®)と組換えRSウイルスワクチン(アブリスボ®)が相次いで発売となった。

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