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特集 おさえておきたい! 胎児・新生児の超音波検査
胎児の超音波検査:その他
発達と健常性の評価
長﨑 澄人
1
NAGASAKI Sumito
1
1東邦大学医療センター大森病院産婦人科
pp.1218-1222
発行日 2025年10月10日
Published Date 2025/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002321
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はじめに
日本では長らく推定胎児体重標準値で−1.5 SD以下を胎児発育不全(FGR)の目安とする枠組みが用いられてきたが,2025年には周産期委員会報告(以下委員会報告)と産婦人科用語集(以下用語集)(第5版)が胎児−胎盤循環とドプラー評価を重視する診断基準を公表した。今回の改訂はInternational Federation of Gynecology and Obstetrics(FIGO)/ International Society of Ultrasound in Obstetrics and Gynecology(ISUOG)の潮流をふまえ,胎児期における“small for gestational age(SGA)”という記述的概念の明確化と,FGRという病態概念の区別を考慮したものである。FGRは死産・新生児死亡や短期合併症,神経発達およびdevelopmental origins of health and disease(DOHaD)関連の長期リスクと関連するため,早発型(<32週)と遅発型(≧32週)の違いをふまえた評価が重要である。ドプラー所見を含む総合評価を分娩時期の判断に直結させることが肝要であり,SGAという用語を胎児期から適切に用いることが臨床運用の第一歩である。

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