特集 周産期(産科)の手術の工夫―筆者はこうしている
手術瘢痕の修復・縫合・術後管理
長﨑 澄人
1
NAGASAKI Sumito
1
1東邦大学医療センター大森病院産婦人科
pp.1170-1174
発行日 2024年8月10日
Published Date 2024/8/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001694
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
周産期(産科)の手術瘢痕の修復・縫合ということでまず思い当たるのは帝王切開の手術瘢痕ではないだろうか。皆さんそれぞれ差はありつつも真皮縫合・テープ固定などこだわりをもって帝王切開の執刀・管理をしているはずではあるが,「前回妊娠の帝王切開を自分が執刀した患者が次の妊娠をして,またその患者さんの妊娠管理をすることになって初めて経腹超音波検査をしたとき」に「すごいケロイドになっている…。きちんと真皮縫合したはずなのに」と思った経験はないだろうか?
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.