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特集 0歳児と耳鼻咽喉科─新生児・乳児への対応─
【総論】耳鼻咽喉科領域における0歳児の病気
感染症領域
角田 梨紗子
1
,
白根 しおん
2
Risako Kakuta
1
,
Shion Shirane
2
1東北労災病院耳鼻咽喉科
2東北大学耳鼻咽喉・頭頸部外科
キーワード:
急性中耳炎
,
肺炎球菌
,
インフルエンザ菌
Keyword:
急性中耳炎
,
肺炎球菌
,
インフルエンザ菌
pp.851-853
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002234
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はじめに
0歳児における耳鼻咽喉科感染症は,解剖学的・免疫学的未熟性を背景に発症しやすく,臨床上重要な領域である。特に上気道感染症,急性中耳炎は頻度が高く,適切な診断と治療が重要となる。0歳児は生後およそ6カ月以降,母体由来の移行抗体(IgG)が減少する一方で自己の免疫は未熟であるため,感染症に対する感受性が高まる。また,集団保育や兄姉からの感染伝播により,上気道感染症の罹患頻度が高くなる。解剖学的特徴として,乳児の耳管は成人に比べて短く,水平に近く開口しやすい構造を有する。このため,鼻咽腔から中耳への病原体侵入が容易であり,急性中耳炎の発症リスクが高い。

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