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特集 B 型肝炎Trends & Topics
1 .わが国のB 型肝炎ウイルス感染症の現状と展望
田中 純子
1
1広島大学大学院医系科学研究科 疫学・疾病制御学
キーワード:
HBs抗原陽性率
,
初回供血者
,
住民健診
,
妊婦集団
,
HBV母子感染防止事業
Keyword:
HBs抗原陽性率
,
初回供血者
,
住民健診
,
妊婦集団
,
HBV母子感染防止事業
pp.127-135
発行日 2020年1月20日
Published Date 2020/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001043
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わが国では住民を対象とした肝炎ウイルス検査や「肝炎対策基本法」に基づいた医療費助成制度など,検査・診断・治療を見据えたウイルス肝炎対策が進められてきている.とくにHBVについては,HBV母子感染防止事業以後(1986年以降)出生集団のHBVキャリア率はきわめて低い値を示している.輸血に伴うHBV感染は,HCV感染・HIV感染と同様,ほぼ制圧されている.2016年から開始したHBワクチンの定期接種化によりさらに水平感染が抑制されると期待できる.今後は,HBワクチン接種率の把握が課題であるといえる.2000年代に全国展開された肝炎ウイルス検査により,診断された多くのHBV持続感染者に対する受診,受療を含めた重症化防止の対応が課題である.

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