原著
食物アレルギーにおいて食物除去解除が困難となる因子の検討
武山 彩
1
,
伊藤 正樹
1
,
鈴木 真嘉
1
,
細矢 光亮
2
1公立相馬総合病院小児科
2福島県立医科大学小児科
キーワード:
食物アレルギー
,
食物除去
,
必要最小限の除去
,
除去解除困難
,
食物負荷試験
Keyword:
食物アレルギー
,
食物除去
,
必要最小限の除去
,
除去解除困難
,
食物負荷試験
pp.585-589
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000473
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要旨
卵・乳・小麦アレルギーで当院を受診した60名を対象として経過観察を行い,2年以内に除去を解除できた41名と2年以上除去を継続した19名の背景を検討した.除去継続群では,複数食物を除去している例や自宅での摂取により症状があった症例が有意に多かった.調査終了時にも食物除去の解除が困難であった症例は6名(10%)であった.本人や家族の食物摂取に対する不安や困難感は除去期間が長くなるおもな要因であると思われた.
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