Japanese
English
症例
肺癌に対するアテゾリズマブ補助療法によって発症した水疱性類天疱瘡の1例
Bullous pemphigoid caused by adjuvant atezolizumab therapy for lung cancer
辻 慶明
1
,
吉田 康幸
1
,
長谷川 義典
1
Yukihiro TSUJI
1
,
Yasuyuki YOSHIDA
1
,
Yoshinori HASEGAWA
1
1福井県済生会病院,皮膚科(主任:長谷川義典部長)
キーワード:
アテゾリズマブ
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
抗PD-L1抗体
,
免疫関連有害事象
,
水疱性類天疱瘡
Keyword:
アテゾリズマブ
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
抗PD-L1抗体
,
免疫関連有害事象
,
水疱性類天疱瘡
pp.1213-1216
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000006003
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- 参考文献 Reference
77歳,女性。肺癌に対するアテゾリズマブ補助療法後より四肢の瘙痒感を自覚した。体幹四肢に播種状紅斑を認め,免疫関連有害事象として抗ヒスタミン薬内服とステロイド外用を開始したが,下肢優位に水疱が出現した。そのため,プレドニゾロンの内服を開始すると,速やかに紅斑や水疱は消退傾向となった。その後,抗BP180抗体高値,蛍光抗体直接法でIgGの沈着像を認めたため,アテゾリズマブによる免疫関連有害事象の水疱性類天疱瘡と診断した。アテゾリズマブとは免疫チェックポイント阻害薬である抗programmed cell death ligand-1抗体であり,全身の臓器に免疫関連有害事象を引き起こすことがある。免疫チェックポイント阻害薬投与後の免疫関連有害事象として,水疱性類天疱瘡を念頭に置く必要がある。

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