Japanese
English
症例と治験
下腿近位軟部肉腫広範切除後に膝蓋腱再建を行った1例
中島 浩敦
1
,
吉田 雅博
,
佐藤 央
1愛知県がんセンター愛知病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
下腿
,
MRI
,
軟部組織腫瘍
,
肉腫
,
膝蓋靱帯
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Leg
,
Sarcoma
,
Radiography
,
Soft Tissue Neoplasms
,
Patellar Ligament
pp.657-660
発行日 2011年5月19日
Published Date 2011/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2011245492
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
43歳女。右下腿前面の腫瘤を切除し軟部肉腫と診断された。腫瘍切除後2ヵ月で再発をきたし紹介受診となった。右下腿脛骨結節内側の横方向手術創を中心に3×3cmの弾性軟の腫瘍を触知し、可動性は比較的良好で周囲にびまん性腫脹を認めた。MRIはT1強調像で低信号、T2強調像で高信号、脂肪抑制像で高信号を呈し、膝蓋腱に接し一部は下に入り込んでいた。放射線照射による腫瘍縮小後に膝蓋腱切除および腸骨付き大腿筋膜を用いた膝蓋腱再建を行った。脛骨関節面から遠位4cmに腸骨を吸収螺子2本で固定し、大腿筋膜を3本の枝に分け中央の枝を幅9mmの膝蓋骨孔に通し大腿四頭筋の細隙から出して縫合固定し、左右の枝は膝蓋骨周囲の膝蓋支帯に縫合固定した。病理所見より、筋線維芽細胞性肉腫と診断した。術後28ヵ月現在の画像所見より骨癒合良好で再建した腱は低信号の束として確認でき、extension lag 5°、膝関節可動域0~75°、MSTSの機能評価は97%と良好である。

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