経験と考察
75歳以上高齢者軟部肉腫の手術的治療の成績
中島 浩敦
1
,
山田 健志
,
吉田 雅博
,
山田 芳久
,
杉浦 英志
1岐阜県立多治見病院 整形外科
キーワード:
危険因子
,
骨肉腫
,
脂肪肉腫
,
腫瘍再発
,
線維肉腫
,
軟部組織腫瘍
,
肉腫
,
平滑筋肉腫
,
予後
,
神経外胚葉性腫瘍-原始
,
治療成績
,
比例ハザードモデル
,
無病生存
,
Kaplan-Meier法
,
線維粘液肉腫
Keyword:
Fibrosarcoma
,
Leiomyosarcoma
,
Liposarcoma
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Risk Factors
,
Prognosis
,
Soft Tissue Neoplasms
,
Sarcoma
,
Osteosarcoma
,
Proportional Hazards Models
,
Treatment Outcome
,
Neuroectodermal Tumors, Primitive
,
Disease-Free Survival
,
Kaplan-Meier Estimate
pp.625-629
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2017388795
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
75歳以上の高齢者軟部肉腫に対し手術的治療を行った60例(男性39例、女性21例)の成績について検討した。その結果、5年総生存率は77.5%、5年無病生存率は57.9%であった。総生存では多変量解析で未分化多形肉腫(UPS)とinadequate marginが有意な予後因子となった。無病生存では、単変量解析で年齢(≧80歳)、inadequate marginが有意な予後因子となったが、多変量解析では有意な予後因子とはならなかった。無局所再発生存率は56.7%、無転移生存率は62.9%であった。無転移生存において、単変量解析でinadequate marginと局所再発が有意な予後因子となったが、多変量解析では有意な予後因子とはならなかった。無局所生存では、単変量解析でinadequate marginが有意な予後因子となったが、多変量解析では有意な予後因子とはならなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2017