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【要 旨】
目 的:アキレス腱断裂(Achilles tendon repture:ATR)術後は早期運動療法が一般的に推奨されている.Modified side-locking loop suture(MSLLS)法は初期強度を考慮した縫合方法であり,術後外固定を必要とせず安全に術後早期の運動療法が可能となる術式である.しかし,MSLLS法後の早期運動療法の臨床成績を検討した報告はない.本研究の目的は,アスリートにおけるATRに対してMSLLS法での縫合術後の早期運動療法の有効性を明らかにすることである.
対象および方法:2017年4月~2022年8月にATRに対してMSLLS法を用いて手術療法を行ったTegner Activity Score 6以上のアスリート27例を後ろ向きに解析した.後療法としては術後外固定を使用せず,early accelerated rehabilitation protocolを使用した.評価項目は,術前および術後1年のAmerican Orthopaedic Foot and Ankle Society Ankle-Hindfoot Scale(AOFAS)スコア,20回連続での両脚ヒールレイズ(DHR)および片脚ヒールレイズ(SHR)が可能となった時期,競技復帰までの期間,合併症の有無とした.
結 果:平均AOFASスコアは術前37.2±9.7から術後96.3±5.3へ有意に改善した.20回連続DHRおよびSHRが可能となった時期はそれぞれ7.7±1.2週および11.3±1.6週であった.すべての患者で合併症の発生はなく,平均22.7±3.7週でもとのパフォーマンスレベルでの競技復帰ができた.
結 論:アスリートのATR後の早期運動療法を組み合わせたMSLLS法は,すべての患者でもとのレベルでのスポーツ復帰が可能で満足のいく結果をもたらした.

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