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特集 現場で差がつく「医薬品情報」の活かし方
ケースでみる 医薬品情報を活かした臨床意思決定⑨ 薬物相互作用を機序から評価し代替案をどう提案するか
大野 能之
1
1東京大学医学部附属病院 薬剤部
pp.1517-1522
発行日 2026年9月5日
Published Date 2026/9/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2026100013
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事例:アゾール系抗真菌薬服用患者におけるオレキシン受容体拮抗薬の使用
起こったできごと
喘息発作のため,呼吸器内科に夜間緊急入院となった患者.外来ではアゾール系抗真菌薬のホスラブコナゾール L-リシンエタノール付加物(ホスラブコナゾール)カプセル(100mg/日)と,オレキシン受容体拮抗薬のレンボレキサント錠(10mg/日)がそれぞれ別の診療科から処方されていた.服用薬を持参していなかったため,時間外処方でこれらの薬剤が処方された.レンボレキサント錠の添付文書の併用注意には「CYP3Aを阻害する薬剤 イトラコナゾール,クラリスロマイシン,エリスロマイシン,フルコナゾール,ベラパミルなど」の記載がある.アゾール系抗真菌薬は一般にシトクロムP450(CYP)の阻害薬と認識されているため,時間外処方箋の処方監査をした薬剤師は,ホスラブコナゾールが併用注意に該当するか確認する必要があると考えた.

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