薬局 75巻13号 (2024年11月発行)

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特集　適剤適処！ Bz受容体作動薬リスク／ベネフィット比を最適化する

特集にあたって桑原　秀徳 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2074-2075

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Pros ＆ Cons　Bz受容体作動薬のいいところ・わるいところ①　強化された処方規制 ─歴史からひも解く適正使用への糸口─ 三輪　高市 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2077-2079

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Key Points

ベンゾジアゼピン（Bz）受容体作動薬はバルビツール酸系薬剤に替わって比較的安全域の広い薬剤として登場した．

Bz受容体作動薬のすべての添付文書に依存性が明記されている．

診療報酬にて，Bz受容体作動薬が睡眠薬3種以上，抗不安薬3種以上処方された場合には減算となっている．

Pros ＆ Cons　Bz受容体作動薬のいいところ・わるいところ②　エビデンス総ざらい ─これからの適正使用を導く情報をアップデート─ 桑原　秀徳 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2081-2085

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Key Points

21世紀に入ってから，依存性のみならず転倒・骨折，肺炎，自動車事故，自殺などさまざまな有害事象との関連を報告する論文が出てきた．

一部の有害事象は研究手法によるバイアスで過大に評価されていることが指摘されている．

減薬や中止をしても患者アウトカムは改善しないという論文がいくつか報告されている．

Pros ＆ Cons　Bz受容体作動薬のいいところ・わるいところ③　Bz受容体作動薬を不適切に使用するとはどういうことか？ ─不適切性を問題にすることの本質─ 青島　周一 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2086-2089

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Key Points

ベンゾジアゼピン（Bz）受容体作動薬の有害事象は多因子的であり，その適切/不適切は「種類」の問題ではなく「程度」の問題である．

Bz受容体作動薬の不適切使用に関する問題の本質は複雑性の取り扱い方にある．二値的思考ではなく，連続的な変化の過程として捉えるべきである．

リスクと向き合う・リスクに備える　Bz受容体作動薬の副作用①　耐性・依存・乱用桑原　秀徳 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2091-2094

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Key Points

耐性・依存・乱用は相互に強く関連しているが，それぞれ別の概念であり，整理して理解することが必要である．

それらのリスクをマネジメントするためには，長期の漫然とした使用をさせず，適切な用法・用量を守らせること，減量や中止は慎重に行うことが必要である．

リスクと向き合う・リスクに備える　Bz受容体作動薬の副作用②　持ち越し効果・自動車運転などへの影響柏原　蓉子 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2095-2100

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Key Points

単回使用の場合，作用時間が長くなるにつれ翌朝への影響が大きくなり，用量依存性も認められる．

慢性使用の場合，投与初期は最も影響が出やすく，運転などに従事させない指導が必要．使用期間が長期にわたるとは初期よりリスクが低下するものの，患者の状態により注意が必要である．

漫然処方，多剤処方を控え，単剤で最小量の処方が望ましい．

リスクと向き合う・リスクに備える　Bz受容体作動薬の副作用③　前向性健忘江角　悟 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2101-2104

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Key Points

ベンゾジアゼピン（Bz）受容体作動薬は，GABA_A受容体を介して間接的にグルタミン酸神経機能に影響し，記憶形成を抑制する．

Bz受容体作動薬による前向性健忘は，高用量やアルコールなどとの併用により発生しやすくなるため適正使用が求められる．

リスクと向き合う・リスクに備える　Bz受容体作動薬の副作用④　認知機能障害吉川　明良 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2105-2108

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Key Points

ベンゾジアゼピン受容体作動薬の認知機能障害は短期的な障害なのか，中長期的な障害なのか，認知症に関連するものなのかを分けて考える必要がある．

短期的に認知機能が障害されることはあるが，多くは可逆的である．中長期的な障害，認知症とは関連するとの報告もあるが，現状，わかっていないことも多い．

薬剤師は服薬指導などを通じて過剰な恐怖を与えず，適正な使用を促すことが認知機能障害を予防する観点から重要である．

リスクと向き合う・リスクに備える　Bz受容体作動薬の副作用⑤　転倒・骨折祖川　倫太郎 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2109-2112

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転倒・骨折はquality of lifeや生命予後に影響を与える可能性がある．

ベンゾジアゼピン受容体作動薬は転倒・骨折のリスクを有する．

オレキシン受容体拮抗薬は比較的安全性の高い薬剤である．

処方設計のバックボーンを押さえる　Bz受容体作動薬の特性①　薬物動態・代謝酵素阪岡　倫行 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2113-2117

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Key Points

ベンゾジアゼピン（Bz）受容体作動薬は薬剤ごとに異なる薬物動態を示し，これが臨床効果や副作用に影響を及ぼすため，各薬剤の特性を十分に理解することが重要である．

多くのBz受容体作動薬は速やかに吸収されるが，吸収に時間を要する薬剤も存在する．

Bz受容体作動薬の多くは肝臓のCYPで代謝され活性代謝物を生じるが，ロラゼパムとロルメタゼパムはグルクロン酸抱合のみで代謝されるため肝障害患者や高齢患者に適している．

処方設計のバックボーンを押さえる　Bz受容体作動薬の特性②　薬理作用点/薬理作用の強度・化学構造阪岡　倫行 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2118-2122

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Key Points

ベンゾジアゼピン（Bz）受容体作動薬はGABA_A受容体のBz結合部位に作用し，GABAの神経伝達を増強することで抗不安や催眠などの効果を示す．

GABA_A受容体のαサブユニットの種類により薬理作用が異なり，α1は鎮静作用，α2とα3は抗不安作用，α5は学習・記憶に関与するなど，薬剤のサブユニット選択性が臨床効果に影響を与える．

Bz骨格をベースとし，置換基の導入や変更により受容体との親和性や薬理活性を調整することで，多様な誘導体が開発されている．

処方設計のバックボーンを押さえる　Bz受容体作動薬の特性③　ジアゼパムとの効力比較（添付文書に示される効力比較）・等価換算阪岡　倫行 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2124-2127

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Key Points

ベンゾジアゼピン受容体作動薬の効力比較には，添付文書やインタビューフォームの情報，およびジアゼパム換算値による等価換算表が用いられる．

ジアゼパム換算値は概算値であり，患者の個別状況を考慮しながら慎重に解釈・適用する必要がある．

一部の患者における高用量多剤併用の実態を踏まえ，ジアゼパム換算値を参考にしつつ，適切な減量や代替療法の検討が求められている．

服薬説明の根拠をアップデート　「Bz受容体作動薬」処方メソッド①　［押さえておきたい「Bz受容体作動薬」処方の勘所］ Bz受容体作動薬を使うべき場面は？使用が望ましくない患者は？松崎　朝樹 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2128-2131

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Key Points

不安症，アルコール離脱，カタトニア，一過性の問題など，効果が期待できる場面がある．

不眠症，強迫症，PTSD，統合失調症など，効果が限られたり，悪影響が懸念される場面もある．

せん妄，薬物乱用者，強い要求をする患者など，悪影響が大きい可能性がある．

服薬説明の根拠をアップデート　「Bz受容体作動薬」処方メソッド②　［押さえておきたい「Bz受容体作動薬」処方の勘所］長期服用者の中止の判断は？中止困難事例への処方は？松崎　朝樹 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2132-2135

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ベンゾジアゼピン受容体作動薬の長期使用の際には，継続の必要性，有害性の増加，減量・中止の可能性を定期的に評価すべき．

離脱症状や他の症状の悪化のリスクがあり，無理な中止は避ける．緩徐な減量と，必要であれば他の治療法の併用が重要である．

医療者による患者への丁寧な説明，医療者と患者の信頼関係の構築が不可欠である．

服薬説明の根拠をアップデート　「Bz受容体作動薬」処方メソッド③　［睡眠薬としての使いどころ・使い方］適応となる患者の条件は？使用が望ましくない患者は？小路　純央 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2136-2139

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Key Points

不眠症の治療では，まずは生活習慣や睡眠環境などの睡眠衛生指導を行い，不眠症状のみならず，日中のQOLが改善しない場合に薬物療法を考慮する．

薬物療法は薬剤の相違による明確なエビデンスはなく，リスクとベネフィットのバランスを考慮しながら使い分ける．

Bz受容体作動薬の使用が望ましくない患者として，本薬剤の禁忌や呼吸機能が高度に低下している患者，鎮静・催眠，筋弛緩作用によるふらつきや転倒，前向性健忘やせん妄などの既往やリスクが高い患者が該当する．

服薬説明の根拠をアップデート　「Bz受容体作動薬」処方メソッド④　［睡眠薬としての使いどころ・使い方］用量設定の原則は？用法の注意点は？夜間不眠時の頓用は有効？佐藤　守 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2140-2143

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Key Points

睡眠薬を使用するうえで重要な点は，乱用や有害事象を増やさぬよう，常に正しい用法・用量を遵守することである．

睡眠薬使用時には患者の年齢や代謝などの薬物動態，併用薬の使用，有害事象の発現などを意識し常にリスク/ベネフィットを考慮することが重要である．

服薬説明の根拠をアップデート　「Bz受容体作動薬」処方メソッド⑤　［睡眠薬としての使いどころ・使い方］単剤で効果がみられないときは増量？併用？切り替え？児玉　英也 , 小路　純央 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2144-2147

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Key Points

使用していた薬剤に治療効果があり，現在は部分的な反応しかない状態の場合は，増量または併用を検討する．

治療効果を維持しつつ相乗効果を狙う場合は，併用を行う．

無効もしくは有害事象がある場合は，切り替えを検討する．

服薬説明の根拠をアップデート　「Bz受容体作動薬」処方メソッド⑥　［睡眠薬としての使いどころ・使い方］睡眠薬の上手なやめ方は？ ─依存の呪縛から逃れるために─ 三輪　高市 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2149-2151

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ベンゾジアゼピン（Bz）受容体作動薬に依存性があることを患者に伝えることは重要であるが，過剰な不安を与えないように配慮する必要がある．

依存性の問題を回避するためには，Bz受容体作動薬の減量・中止時に薬剤師がしっかりと見守り・指導していく．

薬剤師はBz受容体作動薬の減量・中止方法を熟知したうえで，患者の状態を確認しながら慎重に進めていくことが望まれる．

服薬説明の根拠をアップデート　「Bz受容体作動薬」処方メソッド⑦　［睡眠障害以外の疾患・病態への使いどころ・使い方］気分障害・不安障害の薬物療法での位置づけは？投与のタイミングは？髙橋　結花 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2152-2155

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うつ病治療においてベンゾジアゼピン（Bz）受容体作動系抗不安薬は抗うつ薬と併用し，短期間の使用とする．

双極性障害の治療において，Bz受容体作動系抗不安薬は原則使用しないことが推奨されている．

不安障害の治療においてBz受容体作動系抗不安薬は対症療法であり，第一選択薬ではない．

服薬説明の根拠をアップデート　「Bz受容体作動薬」処方メソッド⑧　［睡眠障害以外の疾患・病態への使いどころ・使い方］統合失調症・カタトニア（緊張病）の薬物療法での位置づけは？投与のタイミングは？德谷　晃 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2156-2160

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Key Points

ベンゾジアゼピン（Bz）受容体作動薬が不適切な薬剤であるかどうかは医療者の問題である．

統合失調症に対するBz受容体作動薬の使用は可能な限り避けるべきである．

カタトニアに対するBz受容体作動薬の使用を検討することは望ましいと考える．

服薬説明の根拠をアップデート　「Bz受容体作動薬」処方メソッド⑨　［睡眠障害以外の疾患・病態への使いどころ・使い方］てんかんの薬物療法での位置づけは？投与のタイミングは？山本　吉章 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2161-2164

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クロバザム，クロナゼパム，ニトラゼパムは，幅広い発作型に有効性を示し，難治てんかんの付加治療薬として用いられている．

スチリペントールとカンナビジオールは，CYP2C19阻害作用によってクロバザムの作用を増強する．

ジアゼパムとロラゼパムの静脈注射は，てんかん重積状態治療の第一選択薬と定義されている．

服薬説明の根拠をアップデート　「Bz受容体作動薬」処方メソッド⑩　［睡眠障害以外の疾患・病態への使いどころ・使い方］アルコール依存症の薬物療法での位置づけは？投与のタイミングは？細川　智成 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2165-2167

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Key Points

ベンゾジアゼピン受容体作動薬は中等度以上のアルコール離脱症状緩和の第一選択薬である．

アルコール離脱症状緩和にはジアゼパムやロラゼパムが用いられることが多い．

離脱症状緩和以外の使用は極力避けるべきである．

Bz受容体作動薬のリスク/ベネフィット比の最適化①　Bz受容体作動薬の処方の適正化髙橋　結花 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2169-2172

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Key Points

ベンゾジアゼピン（Bz）受容体作動系睡眠薬を開始する場合には，出口戦略を見据えた患者教育が必要である．

Bz受容体作動系抗不安薬はあくまでも対症療法であることを念頭に置き使用する．

Bz受容体作動薬を適正に使用するためには，開始時から患者と医療者が薬の特徴を理解し，長期使用を避ける．

Bz受容体作動薬のリスク/ベネフィット比の最適化②　効果的なリスクとベネフィットの伝え方山本　雅洋 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2173-2177

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Key Points

コミュニケーションにはサイエンスだけではなくアート（感性）の側面もある．よって正解など存在しない．失敗を恐れず挑戦をくり返して，自分なりの技法を確立せよ．

そもそも患者は薬の適正使用をしたいのではなく，眠りたい・楽になりたいだけであることを念頭に置いて接することが肝要である．

リスクを伝えるという考え方自体をやめた方がいい.もっと大事なのは対話をくり返すこと．また来局してもらうことである．

Bz受容体作動薬のリスク/ベネフィット比の最適化③　わかっていても薬をやめられない人へのアプローチ細川　智成 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2178-2184

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Key Points

行動変容が困難な患者にはしばしば両価性が存在し，配慮が必要である．

動機づけ面接は両価性を考慮し，変化への動機づけを引き出す方法である．

動機づけ面接は，傾聴と共感で患者に寄り添いながら実施する．

Exercise　−Bz受容体作動薬− 大井　一弥 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2186-2187

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連載

飲み合わせ研究所　子どもの服薬Tips（第23回）　エリスロシン^®ドライシロップ10% 小嶋　純 , 米子　真記 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2188-2189

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えびさんぽ（第35回）　ベンゾジアゼピン系薬剤の不適切処方にどう対応したらよいですか？青島　周一 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2070-2072,2190-2191

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医薬品適正使用・育薬フラッシュニュース佐藤　宏樹 , 澤田　康文 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2192-2193

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ニキビに有用な健康食品は？

ポイント

系統的レビューによると，ある程度の質の試験でニキビ（尋常性ざ瘡）に対して有効性が示唆される健康食品は，ビタミンD，緑茶抽出物，プロバイオティクス，清上防風湯，パントテン酸（ビタミンB₅），オメガ3脂肪酸であった

Gebaita?! 薬剤師の語ログ（第35回）　薬局薬剤師，患者の立場になってみた中嶋　亜紀 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2194-2197

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薬剤師力の型―新たな思考と行動プランを手に入れろ！（参拾伍ノ型）　薬剤師が行うべき医療安全のイロハを習得せよ！菊田　裕規 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2198-2205

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事例

「医療事故を経験・情報を得た時，自分は何をしたらいいですか？」

「全（ZEN）か無（MU）か」じゃないんだよ薬物相互作用（File 02）　アザチオプリン関連薬物相互作用平井　利典 , 児島　悠史 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2206-2213

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ぐっとよくなる！漢方処方快訣ビフォーアフター（第11回）　かぜに葛根湯ばかりでいいの？本来の使い方に沿った漢方薬の選び方津田　篤太郎 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2214-2217

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ガチではじめるマジでわかる経口抗がん薬（第9回）　レンビマ^®（レンバチニブ）の高血圧渡邊　裕之 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2069,2219-2227

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がん研有明病院薬剤部の ABCセミナーの楽屋話森　祐佳 , 中野　泰寛 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2228-2232

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Report

医療を支える医薬品添加剤 ─メリットとピットフォール─ 嶋田　努 , 内田　淳 75巻13号 , 2024年11月 , pp.2233-2237

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はじめに

医薬品添加剤は，「医薬品の製剤化に際して使用される有効成分以外の物質であり，その目的は製剤の安定性を確保し，使用者の利便性を高めることである」と定義され，薬物の溶解性を高めたり，安定性を向上させたり，味を改善したりするなど，多くの役割を果たしています．一方で，医薬品添加剤によるアレルギー反応のリスクや医薬品-添加剤間での配合変化などに注意が必要です．ここでは，現在の医療を支える医薬品添加剤のメリットとピットフォールについて，事例を用いながら解説していきます．