特集 現場で差がつく「医薬品情報」の活かし方
ケースでみる 医薬品情報を活かした臨床意思決定⑦ がん化学療法のレジメンをどう比較・評価するか
中田 英夫
1
1慶應義塾大学病院 薬剤部
pp.1505-1511
発行日 2026年9月5日
Published Date 2026/9/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2026100011
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事例:トリプルネガティブ乳がんの二次療法レジメンの選択
起こったできごと
病棟担当薬剤師より,「乳腺外科病棟に入院したトリプルネガティブ乳がん(TNBC)の患者に対して,二次治療の化学療法としてサシツズマブ ゴビテカン(トロデルビ点滴静注用)の投与が予定されている.事前のカンファレンスで,医師より検査結果によってはトラスツズマブ デルクステカン(エンハーツ点滴静注用)の投与も検討できるため,エビデンスを確認すると発言があった.添付文書ではエンハーツはTNBCの適応を有していないが,保険で投与可能なのか,また,エビデンスとしてはトロデルビとエンハーツどちらが優位なのか調べてほしい」と依頼があった.

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