Japanese
English
解説
ヒト癌におけるras遺伝子の点突然変異―その特徴と臓器特異性
Point mutations in human cancers: properties and organ-specificity
藤田 道也
1
Michiya Fujita
1
1浜松医科大学生化学第二講座
pp.145-153
発行日 1992年4月15日
Published Date 1992/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900331
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
細胞性癌遺伝子が“活性化”されてトランスフォーミング活性を獲得するには三つの段階がある。1)遺伝子増幅(遺伝子の数の増大),2)転座などによる転写活性の増大,3)暗号配列coding sequenceにおける点突然変異,などである。rasの場合,少なくともc-Ha-ras,c-Ki-ras,c-N-rasの3種類が現在知られている。ここでは現在までに知られたrasの点突然変異について,ヒト癌の由来臓器別に点突然変異を受けやすいras遺伝子とそのホットスポットをまとめ,今後の研究に役立てたい。なお,以下に出てくる癌および細胞株はとくに断らないかぎりすべてヒトのものである。

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