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1.Olezarsen for managing severe hypertriglyceridemia and pancreatitis risk. N Engl J Med 2026;394:429-41. PMID:41211918
研究デザイン│第Ⅲ相国際多施設二重盲検プラセボ対照RCT
背景・目的│重症高TG(トリグリセライド)血症患者は急性膵炎の高リスクである。同患者集団における,アポリポ蛋白C-ⅢのmRNAを標的とするアンチセンスオリゴヌクレオチドであるolezarsenの有効性および安全性は確立されていない。CORE-TIMI 72a/CORE2-TIMI 72b試験を実施し,重症高TG血症患者における同薬の有効性および安全性を評価する。
対象│18歳以上の重症高TG血症患者[各地域の標準的な治療指針に従って安定した脂質低下療法を受けている期間中に,2回にわたって空腹時TG値が≧500mg/dLと定義](CORE-TIMI 72a試験:23か国の157施設,2021年12月〜2024年4月,CORE2-TIMI 72b試験:23か国の142施設,2022年11月〜2024年6月)
介入・方法│各試験において,1:1の割合でolezarsen 50mg投与群または同80mg投与群に無作為に割り付けた。その後,両群で,4週間ごとにolezarsen,または対照となるプラセボを計48週間にわたり皮下投与する群に2:1の割合で無作為に割り付けた。実質的に,各試験の患者は1:1:1の割合で無作為に割り付けられ,12か月の治療期間中,毎月olezarsen 50mg,同薬80mg,またはプラセボのいずれかを投与された(隠蔽化あり,双方向応答システムを用いた中央割付,患者-治療者盲検)。ベースライン時のTG値(≧880mg/dL,<880mg/dL),スクリーニング以前の10年以内の膵炎の既往の有無により層別化。
プライマリアウトカム│6か月後の空腹時TG値のベースラインからのパーセント変化量(修正ITT解析)
結果│主要解析には合計1,061例が組み入れられた(CORE-TIMI 72a試験で617例,CORE2-TIMI 72b試験で444例)。6か月時点で,CORE-TIMI 72a試験におけるTG値のベースラインからのプラセボ調整最小二乗平均変化量は,olezarsen 50mg群で-62.9%ポイント,同80mg群で-72.2%ポイントであり,CORE-TIMI 72b試験における同50mg群で-49.2%ポイント,同80mg群で-54.5%ポイントであった(olezarsenとプラセボのすべての比較においてp<0.001)。TG,アポリポ蛋白C-Ⅲ,レムナントおよび非HDLコレステロールの低下は,プラセボ群と比較してolezarsen群でより大きかった(すべての比較においてp<0.001)。急性膵炎の発症率は,プラセボと比較してolezarsen群で低かった(平均率比0.15,95%CI 0.05〜0.40,p<0.001)。全有害事象の発生率は,試験群間で同様の傾向を示した。肝酵素値の上昇および血小板減少症(血小板数<10万/μL)は,olezarsen 80mg群でより多く認められ,肝脂肪分画の用量依存的な増加が観察された。
結論│重症高TG血症患者において,olezarsenはプラセボと比較して有意に6か月後のTG値を低下させ,急性膵炎の発生を減少させた。

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