Japanese
English
とびら
小児の分野と成人の分野
後藤 晴美
1
1秋津療育園
pp.411
発行日 2006年6月1日
Published Date 2006/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100311
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- Abstract 文献概要
小児あるいは発達障害といわれる分野(以下,小児)は,理学療法(以下,PT)の中でも特殊な分野と見られている感がある.養成校時代にも実習地が少ないため,この分野の臨床を経験せずセラピストになる人も多い.それゆえ,友人からも「小児領域のことは,よくわからない」とか,学会・研修会に「小児の人が来ているのは珍しい」などと言われたこともある.小児関連の人は,それに関連する人たちがいつも集まり,講習会も決まったものに参加しているという見方もあるが,確かにそのような傾向はあるかもしれない.
新生児期から幼児期における生理学,解剖学的な違いや発達という身体的,精神的変化において,成人とは違う特殊性がある.「わからない」といわれる所以は,言語を介したコミュニケーションが難しい点にもあるだろう.口頭指示で行う,いろいろな検査やテストバッテリーが使いにくいために,一般的なPTを展開していこうとすると,困難が生じる.何とかコミュニケーションができたとしても,集中時間は短く,40分のセラピーの中でも次々に展開を考えていかなければならない.年齢による差異も大きいため,同じ疾患でも比較できず,エビデンスに基づいた治療展開も難しいため,取り掛かりがつかみにくいのかもしれない.
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