特集 さまざまな人事交流
福祉分野へ
末松 裕子
1,2
1大分県国東保健所
2前,大分県社会福祉センター
pp.872-875
発行日 1996年11月10日
Published Date 1996/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901440
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はじめに
大分県社会福祉センター(以下,センター)は,総合的な福祉センターとして,専門的相談,指導,判定を行う施設であり,昭和43年4月にそれまでの障害者や児童,婦人を対象とする相談所と入所施設を統合して発足した県の機関である。センターには,身体障害者更生相談所,精神薄弱者更生相談所,身体障害者更生指導所,身体障害者授産場,中央児童相談所,婦人相談所および婦人寮が併設されており,入所者を常時50名ほど抱えている。
中央児童相談所(以下,中央児相)では,児童の保護,健全育成,療育指導などの業務を行っている。また,身体障害者更生指導所と授産場(あわせて以下,身障施設)では,重度の身体障害や知的能力の低下を伴った,いわゆる重複障害者が入所者のうちの多数を占めている。
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