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特集 心理的安全性がつくる新しい病院組織—イノベーションとリスクマネジメントの両輪を回す
心理的安全性が経営者に注目される理由
レジリエンスを目指すマネジメントと心理的安全性
芳賀 繁
1,2
1株式会社社会安全研究所
2立教大学
キーワード:
セーフティII
,
レジリエンス・エンジニアリング
,
チーミング
,
心理的安全性
,
安全マネジメント
Keyword:
セーフティII
,
レジリエンス・エンジニアリング
,
チーミング
,
心理的安全性
,
安全マネジメント
pp.854-857
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211775
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■「失敗を防ぐ」だけでいいのか
医療にとって安全が何より大事であり,優先すべきことであるのは言うまでもない.
伝統的に,「安全」は事故やインシデントの数で測られてきた.中央労働災害防止協会が毎年『安全の指標』という冊子を刊行している.そこには前年度に起きた労働災害の件数,度数率(労働時間当たりの事故率),強度率(傷害の重篤度で重み付けをした労災発生率)などの統計資料がびっしりと掲載されている.経年変化もグラフで出ているので,業種別や事業者規模別に前年度はどの程度安全性が改善されたのか,あるいは悪化したのかが分かるようになっている.「安全の指標」は「事故の指標」なのである.

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