特集 心理的安全性がつくる新しい病院組織—イノベーションとリスクマネジメントの両輪を回す
心理的安全性の構築と病院組織変革のための手法
ワーク・エンゲイジメントと心理的安全性—活き活きと働ける組織づくりに向けて
島津 明人
1
1慶應義塾大学総合政策学部
キーワード:
ワーク・エンゲイジメント
,
心理的安全性
,
仕事の要求度-資源モデル
Keyword:
ワーク・エンゲイジメント
,
心理的安全性
,
仕事の要求度-資源モデル
pp.866-869
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211778
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■はじめに
わが国では,少子高齢化,雇用・労働環境の変化,デジタル化が進展し,私たちの働き方は大きく変化している.また,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより,テレワークや在宅勤務,会議のオンライン化など新しい働き方も急速に広がっている.こうした変化を受け,職場のメンタルヘルス,健康経営,経営施策,労働経済政策など様々な領域で一段と注目されているのが,ワーク・エンゲイジメント1)である.
本稿では,ワーク・エンゲイジメントを鍵概念にしながら,活き活きと働ける組織をどのように構築できるか,心理的安全性に注目しながら言及する.
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