Japanese
English
症例報告
Mycoplasma fermentansが関与したと考えられる急性陰門潰瘍の3例
Three cases of acute genital ulcer associated with Mycoplasma fermentans infection
三友 貴代
1
,
堀江 千穂
1
,
早川 順
1
,
水川 良子
1
,
狩野 葉子
1
,
塩原 哲夫
1
Takayo MITOMO
1
,
Chiho HORIE
1
,
Jun HAYAKAWA
1
,
Yoshiko MIZUKAWA
1
,
Yoko KANO
1
,
Tetsuo SHIOHARA
1
1杏林大学医学部皮膚学教室
1Department of Dermatology, Kyorin University School of Medicine, Mitaka, Japan
キーワード:
急性陰門潰瘍
,
Mycoplasma fermentans
Keyword:
急性陰門潰瘍
,
Mycoplasma fermentans
pp.721-724
発行日 2016年8月1日
Published Date 2016/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204865
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要約 20歳,女性.初診の3日前より全身倦怠感,発熱が出現した.その後,陰部潰瘍,口腔内アフタを生じ,受診した.眼症状や結節性紅斑様皮疹はなく,急性陰門潰瘍と診断した.急性陰門潰瘍は別名Lipschütz潰瘍とも呼ばれ,若年女性に生じる稀な疾患で,さまざまな病原体の関与が報告されてきた.自験例は入院後の精査にて,Mycoplasma fermentans IgMの上昇を認め,急性陰門潰瘍の原因と考えた.M. fermentansは,従来,尿路やHIVなどの免疫不全患者の呼吸器系から検出されているが,本菌と粘膜病変との関係は知られていない.当教室では自験例を含む3例でM. fermentans IgMが陽性であり,急性陰門潰瘍の原因としてM. fermentansの関与を考え検査する必要がある.

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