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連載 今月の話題
原発閉塞隅角緑内障に対する白内障手術
Cataract surgery for primary angle-closure glaucoma
栗本 康夫
1
Yasuo Kurimoto
1
1神戸市立医療センター中央市民病院眼科
pp.1585-1592
発行日 2007年9月15日
Published Date 2007/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101907
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かつて緑内障眼に対する白内障手術といえば,手術侵襲による眼圧コントロールへの悪影響をいかに抑えるか,あるいは緑内障合併のために難易度が高くなった白内障手術をいかに安全に遂行するかという観点から議論されることが多かった。特に閉塞隅角緑内障症例では,浅前房,脆弱なチン小帯,消耗した角膜内皮,ピロカルピン長期点眼による小瞳孔や瞳孔後癒着などのため,白内障手術の難易度が高いことが大きな問題とされた。しかし,今日,原発閉塞隅角症あるいは同緑内障に対する白内障手術は,閉塞隅角の治療的観点から議論されるように大きく様変わりした。すなわち,高度に洗練され安全性を飛躍的に高めた現代のPEA+IOL(水晶体乳化吸引術+眼内レンズ挿入術)を原発閉塞隅角の治療に積極的に適用しようというものである。

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