Japanese
English
疾患の病態と治療 妊婦管理
妊娠が母体に及ぼす影響
血液
鈴木 正彦
1
,
阿部 穣
1
Masahiko Suzuki
1
,
Yutaka Abe
1
1杏林大学医学部産科婦人科学教室
pp.187-189
発行日 1976年3月10日
Published Date 1976/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205378
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- 1ページ目 Look Inside
妊娠は母体を,物質代謝など全身的な面や子宮を中心とした臓器などの局所的な面で変化させる。そしてその多くの変化は,妊娠中の胎児の発育を有利にしたり,妊娠あるいは分娩時の母体にとり有利であるような合目的な変化である。血液の性状の変化は,その一現象であり,これは古くより妊婦貧血との関連で研究されてきた。そして,近年は分娩・産褥時に大出血を来たす凝固線溶系の異常などのアプローチの点からも検討されつつある。また妊娠時の血液性状を知ることは,貧血,炎症,出血傾向などの診断に必要であるばかりでなく,心疾患や妊婦貧血などの管理さらに免疫学的な観点からも重要である。

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