新しい視点をさぐる 新生児異常の診断技術
血液系の異常
鈴木 正彦
1
,
阿部 穣
1
,
津田 龍子
1
,
山田 栄子
1
,
高橋 昌俊
1
Masahiko Suzuki
1
1杏林大学医学部産科婦人科学教室
pp.739-745
発行日 1978年10月10日
Published Date 1978/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205905
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新生児の血液学は,一般の血液学と同様,近年その進歩に著しいものがある。しかし新生児の血液学といってもその範囲は極めて広く,一概に述べることは困難である。凝固線溶系の研究は,とくにその進歩の著明なものの一つで,本邦においてもその研究が進められてきている1,2)。
本稿では新生児の出血性疾患を中心にして,赤血球,白血球ならびに血漿蛋白の異常についてもふれてみたい。
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