Japanese
English
講座
心筋の代謝(1)
Metabolism of Heart Muscle.
原 亨
1
Kyo Hara
1
1大阪医科大学原内科
1Dept. of Internal Medicine, Osaka Medical College
pp.163-171
発行日 1964年3月15日
Published Date 1964/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201298
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まえがき
臨床医に課せられた心筋の代謝の問題点は,終局的には,心筋の組織が箇々の細胞における代謝ではなくて,臓器としての心筋における代謝が正常であるか,或いは病的であるかを知り,それと心臓機能との関係を考察することによつて,病態生理学的知見を明らかにして,それに立脚しての診断と治療を進めることにあると言えよう。
現状においては,代謝の立場から臓器としての心筋の病態生理を明らかにすることは,まだ困難なことではあるにしても,S.J.Bing教授の冠静脈洞カテ法によつてその道が開かれたと言える。そしてこの方法によつて問題が少しづつ解きほぐされつつあるとみることは出来る。

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