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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
血液生化学検査
脂質・リポ蛋白
中性脂肪(トリグリセライド)
山口 一郎
1
,
齋藤 康
1
1山形大学医学部臨床検査医学
pp.174-175
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909796
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- Abstract 文献概要
検査の目的・意義
近年数々の疫学調査によって,動脈硬化の進展に高脂血症が深くかかわり,治療により動脈硬化性疾患の発症を有意に抑制し得ることが明らかにされた.このような背景の下に,高脂血症を積極的に治療すべきだとの認識が医学界はもとより一般社会にも浸透し,中性脂肪はコレステロールとともに人間ドックや住民検診の基本検査項目にも組み込まれている.
無症候者における中性脂肪検査の目的ならびに意義は,いうまでもなく脂質代謝異常のスクリーニングである.後述のように,中性脂肪はIIa型以外のすべての高脂血症で高値となるためにスクリーニング効果は大きい.しかし,原因の鑑別においては特異性に乏しく,別の情報が必要である.同じ理由からIIa型以外の高脂血症における治療効果判定に有用であり,高脂血症の管理に必須の検査である.
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