あなたとわたしの検査室
中性脂肪の標準液
松宮 和人
1
,
T子
2
1大阪府立成人病センター臨床化学検査科
2宮城県医師会臨床検査センター
pp.475
発行日 1976年6月1日
Published Date 1976/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201091
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質問 私の勤めている検査室ではアセチルァセトン法の混合溶媒抽出法(ノナンとイソプロパノール)を行っています.それで市販のトリオレイン標準液を用いずに自家製の標準液を作製したところ,トリステアリン,トリパルミチンのいずれもが一度は抽出液に溶解しても,翌日になると析出してしまい困っています.
原因として溶媒に対する溶質の量が多過ぎたためか(200mg/dl),あるいは室温の低下による温度差のためなのかなど考えてみましたが,例えば後者の原因ならば温度に関係なく安定な標準液はどうしたら作れるのでしょうか.トリパルミチン,トリステアリンを用いて安定な標準液を作る方法をお教えください.
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