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カラーグラフ 病原微生物を見る・15
バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)
藤本 修平
1
,
富田 治芳
1
,
野村 隆浩
1
,
池 康嘉
1
1群馬大学医学部微生物学教室
pp.2075-2079
発行日 2000年12月10日
Published Date 2000/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907883
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はじめに
腸球菌は腸管常在菌で日和見感染菌である.腸球菌は種々の抗生物質に自然耐性であるだけでなく獲得耐性により高度薬剤耐性となる.その中で,バンコマイシン耐性腸球菌(vancomycin resistant enterococcus:VRE)が欧米において院内感染の重要な原因菌となっている.VREの多くはバンコマイシンのみならず,感染症治療のために先行使用したペニシリンやアミノグリコシド系抗生物質にも高度耐性であるため,その感染症に有効な抗生物質が存在しないことも起こりうる.そのためVREの増加は医療上重要な問題となりうる.

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