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臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント
I.循環器疾患
出血性ショック VS 心原性ショック
大林 完二
1
,
鈴木 健
1
Kanji OBAYASH
1
,
Takeshi SUZUKI
1
1日本医科大学・集中治療室
pp.1854-1855
発行日 1980年11月20日
Published Date 1980/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216786
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- Abstract 文献概要
なぜ鑑別が問題となるか
ショックとは何らかの原因により,心拍出量が極端に減少して主要臓器の代謝障害,および末梢循環不全をきたし,アシドーシスなどの症状が出現するとともに種々の悪循環が生じて,やがて各臓器の不可逆性の障害をきたして死に至る症候群ということができる,原因により神経性,出血性,細菌性,心原性,薬物性,アレルギー性などに分類され,それぞれ治療法も異なる.そして,ショックに陥ってから時間を経るにしたがい,臓器組織の不可逆性変化は進行するから,早急な原因の究明と,適切な救急治療が要求される.
出血性ショックは消化管出血や,外傷,手術などによる大出血が原因で循環血液量の著しい減少をきたすことからはじまる.初期には代償性に末梢動静脈の収縮が惹起されるが,やがて代償不全に陥り血管緊張は喪失し,心臓への静脈還流量は減じ,心拍出量も減少して,最終的には心原性ショック状態へと移行する.救急処置は止血,輸血,輸液などである.
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