Japanese
English
ファースト・エイド
しゃっくり
名尾 良憲
1
1都立豊島病院内科
pp.1880-1881
発行日 1965年12月10日
Published Date 1965/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201115
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- Abstract 文献概要
"しやつくり"は横隔膜の間代性けいれんによつて起こる症状で,急速な吸息と同時に声門が閉鎖するために,奇妙な音が発生する。この求心性刺激の伝達は迷走神経と横隔神経中の知覚線維によつて行なわれる。これが中枢に達し,さらに横隔神経中の運動線維を介して遠心性伝導が横隔膜に達して"しやつくり"が起こる。"しやつくり"の中枢は延髄にあつて,呼吸中枢,嘔吐中枢の近傍に存する。それゆえ,"しやつくり"の際に呼吸障害,嘔吐などが起こることがある。
"しやつくり"は上述の反射弓のどこが刺激されても起こるわけである。胸腔底部,腹腔の病変にて直接的に横隔膜が刺激されると"しやつくり"が起こる。また横隔神経,迷走神経は縦隔内を走行するから,胸腔内の病変は"しやつくり"を起こす。また中枢が刺激されても"しやつくり"が起こる。epidemic hiccupとよばれるものが記載されているが,おそらく中枢神経系のウイルス感染症によるものであろう。
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