連載 アセスメント能力プラス1・7
しゃっくり(吃逆)
ドロシー・モトヤマ
,
山下 香枝子
1
1慶應義塾大学看護医療学部
pp.541
発行日 2001年7月25日
Published Date 2001/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903863
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「しゃっくりの原因とその止め方について,教えてください」などのように,質問が簡単であると,解答はかえって難しいことがあります.それはあまりにも日常的であるがゆえに,十分に研究されていなかったり,あるいは優先して教えることではないからです.
それにもかかわらず,私はしばしば,「しゃっくりの原因とその受け止め方は?」と質問を投げかけます.それは,誰もがしゃっくりに関するたくさんの情報をもっていたり,しゃっくりを経験している人が多いからです.そして,何よりもナースが“しゃっくり”のメカニズムについて認識していると,患者のアセスメントを手際よく行うことができ,また,しゃっくりの背後にある原因を取り除くために,医師と協力して働くことができるからです.
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